トイレのスマホはNG??
2025年04月20日
トイレのスマホはNG??
今年はノロウィルス等による感染性胃腸炎が猛威を振るいましたが、皆様いかがでしたでしょうか?
寒さが厳しかった今年の3月は、例年以上に感染性胃腸炎が流行した模様です。
寒さで感染力が増すと言われている感染性胃腸炎ですが、最近注目されている感染拡大の要因として「トイレでのスマートホン使用」が危険視されていることをご存知でしょうか?
・「トイレのスマホ」による感染リスク
現代の生活ではスマートホンが必要不可欠な存在ですが、トイレでのスマートホンの使用は感染症を引き起こすリスクを高める可能性があります。
外出先でついスマートホンを持ってトイレに入り、カバンに入れずに無意識に棚の上等に置いてしまうことがあります。
トイレは不特定多数の方が利用する場所であり、様々な細菌やウイルスの汚染リスクが多く潜んでいます。トイレ内でスマートホンを触ったり、トイレ内の棚やペーパーホルダーの上等に直で置いたりするとウィルスが付着し、スマートホンを介して感染症に発展するリスクがあると考えられています。
手をしっかり洗っても、ウィルスが付着したスマートホンを触ってしまうと手が汚染される可能性がアップしてしまいます。
これは感染性胃腸炎に限らず、インフルエンザや他の感染症にも共通して言えることです。会社のトイレも多数の方が利用される場ですので、一人ひとりの意識と対策が非常に重要です。
・基本的な感染症対策の徹底
スマートホンを介しての感染を防ぐため、トイレ内でのスマートホンの使用は極力避けた方が良さそうです。
また手洗いうがいによって菌や汚れを浮かし、洗い流すことは重要な感染症対策です。
さらに身体的な感染症対策だけでなく、トイレの環境を見直すことも感染症対策につながります。
例えば便器の清掃に加え、洗浄レバー、ドアノブ、電気スイッチ、蛇口等人が触れる場所はアルコールで拭いたり、常に換気を行うことでトイレ内の空気を入れ替えたりすることは感染症対策の一つです。
トイレの水を流すときにふたを閉めるだけでも、トイレ内に飛び散る菌を4分の1まで減少させることができる、というデータがあります。
(参照:https://www.nhk.or.jp/mito/lreport/articles/300/215/91/)
まずは換気やトイレのフタを閉める等、少しの意識で感染症対策を心がけるのが良いのではないでしょうか。
随分と暖かくなってきました。感染性胃腸炎の感染威力は収まってくると考えられますが、まだまだ安心はできませんね。