コウモリコロナウィルス?
2025年03月13日
コウモリコロナウィルス?
「コウモリコロナウィルス」をご存知でしょうか?
このウィルスは最近発見されたばかりで、現時点ではヒトへの感染の証拠は確認されていません。
実際に感染リスクは低いと考えられますが、新型コロナウィルスのように未知のウィルスはどのように広がるか分かりません。
そこで皆様にこのウィルスの存在を知っていただき、万が一の事態に備える一助となればと思い、ウィルスの詳細や今後の可能性を考察しました。
・コウモリコロナウィルスとは?
コウモリコロナウィルスはその名の通りコウモリが持つウィルスであり、中国の
武漢ウィルス研究所によって発見が報告されました。
このウィルスはヒトから採取されたものではなく、実験室内で発見されたものです。
しかし人の細胞に侵入できる性質を持っているため、一部から懸念の声が上がって
います。
新型コロナウィルスの場合、ヒトのACE2という受容体(ウィルスが細胞に侵入する際
の"入り口"のようなもの)に結合できたことで感染が拡大しました。このコウモリコロナ
ウィルスもACE2への結合が可能な性質を持っているとのことです。
コロナウィルスという名前ではありますが、新型コロナウィルスとは遠縁であると
いわれ、現時点では人が感染する可能性は低いとされています。
・動物とウィルスの歴史
ウィルスは動物を介して形を変え人間に感染する場合があります。
例えばインフルエンザは北極圏の渡り鳥であるカモのおなかの中で増え、アヒルや豚に
感染する中でウィルスの形が変化し人間にも感染が広がりました。
新型コロナウィルスの起源については未解明な部分も多いですが、「タヌキ」や「コウモ
リ」を介してヒトに感染するようになった可能性が指摘されています。
このように動物とウィルスは密接な関係にあり、新たな感染症の発生源となることも
あります。
・パンデミックの可能性
現時点ではコウモリコロナウィルスがヒトに感染した報告はありませんが、今後変異を
経て新たなパンデミックを引き起こす可能性も否定できません。
歴史的にも、ウィルスは動物から人へと感染する形で広がってきました。そのため未知の
ウイルスの存在を知ることで、万が一感染が拡大したとしても早期に冷静な対策を講じ
られるのではないでしょうか。