ウィルスにご注意を
2025年02月19日
ウィルスにご注意を
乾燥と低温の影響でインフルエンザや風邪が流行していますが、特に注意すべきなのが
『感染性胃腸炎(ノロウィルス)』です。
最近、患者数が増加しており、各地で注意報が発令されています。
・ノロウィルスにかかりやすい人って?
免疫力が高ければノロウィルスにかかる確率は低くなりますよね。
そもそもノロウィルスは血液型によってもかかりやすさが違うことをご存知でしょうか!
実はA型やO型の方はノロウィルスになりやすく、B型の方はなりにくいそうです。
これは血液型抗原と呼ばれる細胞の構造が血液型によって違うことで、
ノロウィルスとの結合のしやすさが変わるためだそうです。
インフルエンザやコロナウィルスのように出勤停止期間はありませんが、
嘔吐や下痢を伴うノロウイルスにはできれば感染したくありませんよね!!
・アルコールでは不十分なの?
インフルエンザや風邪の際に有効であったアルコールは、
ノロウィルスでは効果不十分であると言われています。
実際に消費者庁からもアルコールに頼りすぎないようにと注意喚起されています。
(https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/child/project_001/mail/20220107/)
これはノロウィルスの持つ消毒剤に対する抵抗性が強く、
一般的な消毒液ではダメージを与えにくいためだそうです。
・ノロウィルス対策について
ノロウィルスの基本的な予防対策は「手洗いうがい」の徹底です。
厚生労働省によると、手や指に付着しているウイルスの数は流水による15秒の
手洗いだけで100分の1に減少し、
石けんやハンドソープで10秒もみ洗いの後に流水で15秒すすぐことで、
1万分の1まで減らせると言われています。
そのほか「次亜塩素酸ナトリウム」も有効であるそうです。
一般的にハイター等に含まれている成分です。
人体には悪影響を及ぼすため使用不可ですが、
「汚染された物の消毒」
「家具や調理器具」
この消毒には有効的です。
※嘔吐物や便が付着された床等の消毒には約0.1%濃度で使用
※ドアノブや調理器具等の消毒に使う場合は約0.02%濃度で使用
もともとハイター等は5.6%の濃度のため、500mLのお水で希釈する場合、
0.1%濃度であれば10mL、0.02%濃度であれば2mLを目安にハイターを薄めて
使用してください。
※作る際は換気を行いましょう
※作った希釈液は劣化してしまうため、必要な時に都度作ることをおすすめします。
作った消毒液を吸い込まないよう、スプレーボトルでの噴霧は避け、
ペットボトルなどで希釈し、ペーパータオルに染み込ませて拭き上げるように
使用してください。
皆さん、まずは15秒以上の丁寧な手洗いを徹底しましょう!