春節!
2025年02月03日
春節!
日本ではお正月を迎えて1か月が経ちました。
多くの企業が3月の決算や来期の予算、人事策定など、お忙しい日々をお過ごしのことかと存じます。
そんな中で、中国では1月28日から「春節(しゅんせつ)」を迎えます。
春節とは中華圏での旧正月を表し、韓国や台湾、シンガポールなど多くのアジア諸国ではこの時期に合わせて休みをとります。
旧正月は旧暦での正月ですので、期間は毎年異なり、2025年は1月28日〜2月4日の1週間とされています。
毎年この期間は多くの人々が旅行を楽しむため、中国からの訪日客が増えることが見込まれます。
そんな中で、今年注意したいのが「ヒトメタニューモウイルス感染症」です。
・ヒトメタニューモウイルスとは?
現在中国で流行しているウイルス性の感染症の一つで、インフルエンザに類似した症状が現れます。
その感染力の強さから新たな感染拡大が懸念されていますが、WHOの発表では「感染者数の増加は冬に想定される範囲」とされ、
過度に心配する必要はないのかと考えられます。
(参照:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250108/k10014687411000.html)
・よくある症状
主な症状は発熱、咳や鼻水など、風邪やインフルエンザの症状とよく似ていますが、発熱期間が4〜5日と少し長めなところが特徴的です。
また感染しやすい年代としては1〜2歳のお子様が多いですが、感染力が強いため成人でも感染する可能性は十分にありますのでご注意ください。
・治療方法
治療は症状に合わせた対処療法となります。
成人が感染すると、ほとんどの場合軽い風邪のような症状が現れ、数日から1週間ほどで自然に回復します。
※免疫力の低い高齢者やお子様は重症化する恐れがあるため、注意が必要です。
・日々の予防策
感染経路は飛沫感染や接触感染があります。
日々の対策として、マスクの着用や手洗い・うがいを徹底することはもちろんですが、接触感染のリスクもあるドアノブやスイッチ等についても、定期的な除菌をいたしましょう。