アメリカ大統領選挙 Part1
2025年01月11日
アメリカ大統領選挙 Part1
昨年はアメリカの次期大統領選でトランプ氏が勝利し、世間はトランプ氏が大統領就任後にどのような政策を行っていくのか、彼の動向が注目されることと思われます。
今までに類を見ない異例の接戦だと予想された今回の大統領選挙でしたが、なぜトランプ氏の圧勝になったのか⁉
アメリカ国家における政治の仕組みを理解することが、この結果を理解する鍵となるのでは?と思われ、アメリカの政治についてご紹介したいと思います。
アメリカの選挙制度や政治のしくみを理解することで、今回の選挙結果および今後の動向をより明確に捉えることができると思います。
はじめに、アメリカの政治は二大政党といわれる民主党と共和党で構成されています。
今回の大統領選では民主党からはハリス氏、共和党からはトランプ氏が代表として選挙が行われました。
≪アメリカの選挙ルール≫
カギとなるのは「選挙人」と「激戦州」です。
≪選挙人とは?≫
隔州の人口によって異なった人数が割り振られ、エリアの代表者として有権者の投票結果に沿って投票を行う人のこと
≪激戦州とは??≫
選挙ごとに票を獲得する政党が変わる州のこと
アメリカでは各州の風土で、二大政党のどちらに投票するのかはある程度決まっています。
そのため選挙ごとに支持する政党が変わる激戦州からの票の獲得がカギになります。
≪選挙のルール≫
・50の州とコロンビア特別区(ワシントンの意味)の全「選挙人」538名のうち、
270名からの投票を獲得した方の勝利
・選挙人が複数いる場合、メイン州とネブラスカ州を除いた全ての州で選挙人の
投票結果の過半数を獲得した候補が、その州の全てにおける選挙人の票を
獲得することができる。
このルールから、全体的な票数で勝っても激戦州で過半数を獲得できなければ、強制的に失われる票で負ける可能性があるということになります。
その例として、2016年のヒラリー・クリントン氏は全体的な票数だけを見るとオバマ大統領に次いで過去最多でしたが、トランプ氏に負けてしまいました。
では、なぜ大接戦と予想された今回の大統領選においてトランプ氏が激戦州を制覇することができたのか!
次回はトランプ氏の勝利の秘訣についてお伝えできればと思いますのでご期待ください‼